Works2025.06.24

“私らしく生きる”ってなんだろう?
を考えるプロジェクト

Will Conscious Marunouchiーからだの中から未来をつくる

Will Conscious Marunouchi(通称WCM)は、働く女性たちに寄り添う存在でいたいと東京丸の内を拠点に2014年から始まったプロジェクトです。三菱地所株式会社が推進するこのプロジェクトにおいて、私たちstillwaterは2014年の立ち上げ当初から、全体のブランディングやコンテンツの企画を担ってきました。

年齢と共に変化し続ける身体、ライフイベントと共に移ろう環境、女性を取り巻くあらゆることを共に考え、いきいきと日々を送ることができるようにと、街の取り組みとして続いてきたWCMについてご紹介します。


2024年3月には「Will Conscious Marunouchi 2024 まるのうち保健室 ~私と向き合う時間」を丸ビル1Fマルキューブで開催

 

女性の健康課題を可視化し、必要な健康知識の習得をサポートする「まるのうち保健室」

WCMの傘下に「まるのうち保健室」と「私と向き合う時間」という大きく2つの活動があります。

女性特有のライフイベントや、必要な健康知識の習得機会としてスタートした「まるのうち保健室」は、オンラインセミナーや、働くすべての人に役立つお悩み相談の場などのコンテンツを展開しています。

また、2023年には現代の女性を取り巻く健康や就業環境などについての企業調査を基に、「働く女性 健康スコア」として実態を可視化しました。個人・コミュニティ・社会へのアプローチを通して、社会全体のヘルスリテラシーの向上をめざしています。

対話を通じて、女性を取り巻く大切なトピックスについて考える「私と向き合う時間」

女性にとって大切なトピックスについて語り合い、迷いを共有できる場所があったら、と始まったのは、座談会イベント「私と向き合う時間」です。毎回等身大でいきいきと活躍するゲストを招き、参加者同士の対話が繰り広げられます。家庭や会社ではない第三の場所だからこそ、身内や友人に話せないことも本音で話せて、明日のヒントが見つかる、そんな場所をめざしています。

2024年度までの過去3年間で合計8回の座談会を重ねてきました。企画する上で大切にしていることの一つは、リラックスできる環境づくりです。忙しない日常からは少し離れて、ほっと心を休められる場であって欲しいという思いから、毎回季節やテーマに合わせたハーブティとお菓子を用意しています。もう一つは、ゲストの話を聞くだけではなく必ずお隣の人と「話す時間」を持つことです。「今日来てどう思ったか?」「最近どんなことを考えていて〜」など、話題は様々。同じテーマの元に集まった人同士が話すことで、「実は私も〜」と共感できたり、解決に向けたヒントを一緒に考えることができます。


申込の際に「あなたが今テーマに関して考えていること」を伺い、当日は参加者から寄せられた声を元に会を進行していきます。

「実は私も〜」参加された方が安心して自己開示できる場づくりを心がけています。

「私を大切にする」ことを応援する、Will Conscious Marunouchi

目に見えるデータや専門的な知識に基づく論理的なアプローチの「まるのうち保健室」と、個人の価値観や対話から繰り広げられる情緒的なアプローチの「私と向き合う時間」、両側面から成り立っているのがWill Conscious Marunouchiの特徴です。その場で問題を解決することだけがゴールではなく、起きた事象や会話を丁寧に掬い上げ、アーカイブを重ねていくことが、誰かの選択肢やヒントにつながるのです。そしてそれが持続可能な形で街に根付いていくことで、丸の内という街の「文化」になる。私たちstillwaterも年齢や環境はバラバラのメンバーで成り立っています。家庭も仕事も大切。でもその前に、つい後回しにしてしまう「私」を日々大切にできているか?これは今日を生きる「私」のためのPJTなのです。

これまでの「私と向き合う時間」の開催の様子、WCMについて公式サイトをご覧ください。


フォトグラファーに自身のポートレイトを撮影してもらう企画「私と向き合う、写真と言葉」
写真に添えるのは、心、体、未来をキーワードに「今自分にかけたい言葉」。1人ずつ言葉を綴りました。