Works2026.01.17

2025年11月8日(土)の昼下がり、記念すべき「こたとい」第1回開催しました

NEW「こたとい①」を開催してみて

緊張感を持って迎えた朝

答えのない、問い。その問いこそがとても切実な力を持っていると思う。
そう信じている私たちは、とうとう対話のワークショップをやってみようと言うことになった。2025年11月のはじめの週末。話し合った末、「対話」は時間に追われてはできないと言うことになり、開催は週末しかないと11月の最初の土曜日に決定した。
みなさんいつの間にかどんどん仲良くなっていく時間、もちろん初めまして

 

正直なところ、自社主催の初めてと言っても良いワークショップ。不安しかなかった。もちろん、これまで読書会や日々これ食卓、オトコトバなどの会を実施してきたけれど、一緒に悩み企画を考えてくれるパートナーがいてのことだった。完全独自リサイタルは初めてだ。(注意:リサイタルではない、気持ち的には武道館レベルということ)チケットが完売するかも怪しい。すごく不安。それに、「対話」というワークショップに、一体誰か望んで両手をあげて参加するのだろう。(いや、そんな前のめりじゃなくてもいいのですよ)と、憂慮したのも束の間、あっという間に定員の6席に予約が入った。本当に嬉しくて、多分私たちは、この6名の方のことを一生忘れないと思います。

問うことの、難しさ

問うことは、意外と難しい。そして、その答えを待つ時間、これもまたなかなか難易度が高い。ほとんどの人は日常の中で行なっているのが「会話」だと、気付いたのはいつ頃だったか。数多くのインタビューをさせていただき、「インタビュー」と言う冠がつく時間であれば、人びとはじっくりと自分の話をしてくれるのだと知った。そして、ほとんどの方が、インタビューを受けた1時間強の時間を、すっきりした顔で後にする。喋って、交わして、スッキリする。なんかそんな感じなのだ。この現象は一体何なのだろう、と皆でよく話した。先日も、インタビューを受けてくださったクライアントさんが、「あの日以来、ご機嫌に過ごせているんです」と言ってくださった。
対話がしやすいように、少しだけきっかけを作る

 

ちゃんとした「対話」が足りないのではないか。誰かに胸の内を話すということが、どれほどの意味を持つのか、しっかりと考えるようになっていった。企業にも、チームにも、家族親戚にだって、対話が必要。

そして、答えに耳を傾けること、答えを聴くことは、食べものが身体で消化されていくみたいに、ゆっくりと浸透していくこれまた大切な行為。自分の話をするだけでなく、誰かの話をちゃんと聴く。その、問う、答える、の間に挟まる「聴く」こそが、そこにいる人びとを密やかな霧のような優しいベールで包んでいく。いつの間にか、運命共同体の雲の中にいる。

 

答えは無数にあっていい

導き出される「答え」。答えることは勇気がいることだと思う。ほんのちょっとの勇気。これができそうでなかなかできない。だから、運命共同体と一緒にだったら、できそうな気がしてくる。自分に問うときも、相手に問うときも、同じように怖い。この怖さは何の怖さなんだろう?本当のことを知るのが怖いから?知ったらもう後戻りはできないから?嫌われたくないから?何でしょうね。

対話とは、この「疑問」と「答え」の間で揺れる時間。積み重ねていく中でしか、見えない世界があって、一人ではなかなか到達できない場所がある。そして、訓練や筋トレに近くて、やればやるだけ対話の力がついていく。問いかけ、聴き、答える。
準備の様子 青木と吉倉が何やら真剣

 

第1回となった、11月8日土曜日の昼下がり、私たちはそんな冒険に乗り出した。乗組員は、勇気を出して参加してくださった方々と、私たちメンバー。

対話は、必ずしも「言葉」に限らない。まばたきとか、頷きとか、頬杖とか、身体の角度も、仕草も、いろんな対話がある。余韻も余白も、苦しかったり心地良かったりする。全身で感じ合いながら、お互いの挙動を感じあう。初めましてなのに、オールを漕ぐたびに、風をうけてお互いを思いやる。実際に会って、話をすると言うことが、なんと楽しいことか。


一緒に、一定時間を過ごすこと

休憩時間のような、幕間の時間にみんなでぜんざいを食べる。伊勢の老舗「赤福」さんのそれに着想を得て、というかそのまま丸っと再現して冬至に向けて小豆を炊いた。カセットコンロで、村田がせっせと餅を焼く。こんがりとした餅の焼き具合にこだわるが余りに、カセットコンロ2台体制である。私たちは、たまに重心を間違う。この日のために、漆の碗も揃えてしまった。だいぶ重心を間違える。でも、全部必要なことだと信じて疑わない。
本編後の懇親会の様子

 

後半の時間は、無我夢中で皆が自分をほどいていく。なぜかスティルのメンバーが泣いたりする。次回は柔らかいティッシュを用意しなければならないと、心のTODOリストにメモる。心地よい疲労感、なんだか泣きたくなるくらい充たされた、そんな時間、第1回は、2度とない時間。この時間をやってみようと勇気を出せてよかった。そして、参加してくださったみなさんの勇気に心から賞賛を贈りたいです。本当にありがとうございました!

2回目をやると、心に決めて今日に至ります。ぜひ、ここまで読んでくださったあなた、あなたの話を聞かせてください。待っています。

こたといVol.2のお申し込みはこちらです